緊急セキュリティ情報

【緊急】PHPに重大なセキュリティ上の問題が発見されました

Webサイトを運営している方へ。今すぐ確認していただきたい重要なお知らせです。

  • 公開日:
  • 最終更新日:
  • 発信:Intecoda(インテコーダ)

この記事の要点

  • 2026年10月21日、Webサイトの裏側で動くPHPの重大な問題(脆弱性 2件)を直す修正版が公開されました。
  • 修正前のPHPでは、条件によって、ログインなしでサーバー上のプログラムを不正に動かされるおそれがあります。
  • Webサイトの運営者は、PHPの版を確認し、修正版(8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35 以降)へ更新してください。
  • Webサイトを見るだけの方が、今回の対策として、ご自分のスマートフォンやパソコンでPHPを更新する必要はありません。便乗した偽メールにご注意ください。

🎬 まずは動画で確認!

1分でわかる!PHPの重大なセキュリティ問題

難しい専門用語を使わず、今回の問題と必要な対策を60秒で解説します。

60秒・音声と字幕つき(音を出さなくても字幕で内容が分かります)
音声:VOICEVOX:冥鳴ひまり

動画のナレーション(文字で読む)
  1. Webサイトを運営している皆さん、重要なお知らせです。
  2. 2026年10月、Webサイトの裏側で動くPHPに、重大なセキュリティ上の問題が発見されました。
  3. 悪用されると、条件によっては、攻撃者にサーバー上のプログラムを不正に実行されるおそれがあります。
  4. サイト運営者は、PHPのバージョンを確認し、バックアップを取ったうえで、速やかに修正版へ更新してください。更新後の動作確認も大切です。
  5. 一般の利用者は、更新を装う偽メールや不審なリンクに注意しましょう。
  6. 詳しい内容と対策は、Intecoda公式サイトでご確認ください。インテコーダ。

詳しい対策を確認する

PHPとは?

PHP(ピーエイチピー)とは、Webサイトの裏側で働くプログラミング言語です。お問い合わせフォーム、会員ログイン、ネットショップ、予約システムなど、さまざまな機能で使われています。ブログやホームページを作る仕組みとして有名な WordPress(ワードプレス)も、PHPで動いています。

私たちがスマートフォンやパソコンでWebサイトを開くと、その裏側にある「サーバー」と呼ばれるコンピューターでPHPが動き、ページを作って送り返しています。

図1PHPは、Webサイトの裏側で働くプログラムです

PHPが動く仕組み パソコンやスマートフォンからWebサイトを開くと、Webサーバーの中でPHPが動いてページを作り、できたページを送り返す様子。 あなたのパソコン・スマホ ① ページを見たい ③ ページを返す PHP Webサーバー ② PHPが動いてページを作る PHPが動く仕組み パソコンやスマートフォンからWebサイトを開くと、Webサーバーの中でPHPが動いてページを作り、できたページを送り返す様子。 あなたのパソコン・スマホ ① ページを見たい ③ できたページを返す PHP Webサーバー ② PHPが動いてページを作る
Webサイトを開くと、サーバーの中でPHPが動き、ページを作って返します。今回の問題は、このサーバー側のPHPにあります。

今回、何が起きたのか?

2026年10月21日、PHPの開発チームは、重大な脆弱性(ぜいじゃくせい:プログラムの中にある、悪用されるおそれのある弱点)を修正するセキュリティ更新を公開しました。対象は次の2件です。

  • CVE-2026-109618
  • CVE-2026-109619

※ CVE(シーブイイー)は、脆弱性ひとつひとつに付けられる世界共通の番号です。

PHP公式の発表では、2件とも深刻度の評価(CVSS v4.0:0〜10の数字で表し、大きいほど深刻)が 9.2 とされています。深刻度は「緊急(Critical)」です。

どちらも、PHPがメモリ(作業のための一時的な記憶場所)の後片付けをするときの不具合に関係しています。悪用されると、条件によっては、ログインなどの認証なしに、外部からサーバー上で不正なプログラムを実行される可能性があります。

欧州連合の機関のセキュリティ窓口(CERT-EU)は、攻撃の手口を試すプログラムが出回り始めていると報告しています。国内でも IPA(情報処理推進機構)と JPCERT/CC が注意を呼びかけています。

落ち着いて確認してください

「脆弱性がある」ことと「実際に被害を受けた」ことは別です。弱点があっても、すぐに被害が出るとは限りません。大切なのは、修正版へ早めに更新して弱点をふさぐことです。

図2今回、何が危険なの?

修正版のPHPを使うサーバー

修正版のサーバーでは、今回の弱点をねらった通信が通用しない様子 攻撃者 PHP 今回の弱点はふさがれている

修正前の古いPHPを使うサーバー

古いPHPのサーバーでは、細工された通信によって不正なプログラムが動くおそれがある様子 攻撃者 細工した通信 PHP 不正なプログラムが動くおそれ
修正前のPHPでは、攻撃者が細工した通信を送ることで、条件によってはサーバー上で不正なプログラムが動くおそれがあります。修正版では、今回の弱点がふさがれています。

追加情報(2026年10月23日)

PHP公式は10月23日、特定の設定の組み合わせでのみ影響する別の問題(CVE-2026-115560)を予告しました。詳しい内容と修正は次回の通常リリースで公開される予定です。

いまできる対応(サーバー管理者向け):PHP公式は、次回の通常リリースまで session.upload_progress.enabled=0 を設定するよう案内しています。10月21日の軽減策としてすでに設定している場合は、そのまま維持してください。なお公式は、実行中にセッションの保存形式を切り替える特殊な使い方をしていないアプリでは、この機能を有効のままでもよいとしています。対象かどうかや設定方法は、サーバー管理者・提供会社に確認してください。

これは CVE-2026-115560 への追加の対応です。既存の2件(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619)については、修正版への更新が必要です。新しい情報が出しだい、このページを更新します。

どんな被害が考えられるのか?

もし悪用された場合、たとえば次のような被害が起こる可能性があります。

図3どのような被害が考えられる?

  • Webサイトの改ざんホームページの内容を勝手に書き換えられる
  • サービスの停止サイトが突然使えなくなる
  • 情報の不正取得サーバー内の大切な情報を持ち出される
  • 不正なプログラムの実行サーバーを攻撃者の道具として悪用される
いずれも「起こる可能性がある」被害です。実際にどうなるかは、サーバーの設定や権限、保存している情報によって大きく異なります。

PHPを使っているだけで、必ず被害が出るわけではありません

不安になりすぎる必要はありません。ただし、弱点が残ったままにすると危険な状態が続くため、早めの対策をおすすめします。

今すぐ行うべきこと(Webサイトの運営者・システム担当者の方へ)

図4対策前と対策後

対策前

対策前:古いPHPのまま、修正が適用されていないサーバー PHP 古い版 弱点が残ったまま
  • 修正前の古いPHPを使っている
  • サポートが終わった版を使っている
  • アクセスの記録を見ていない

対策後

対策後:修正版のPHPに更新し、監視やアクセス制限を行っているサーバー PHP 修正版 監視 制限
  • 修正版のPHPに更新した
  • アクセスの監視を続けている
  • 管理画面などへのアクセスを制限している
修正版へ更新すれば、今回の脆弱性への対策ができます。ただし、更新だけですべての攻撃を防げるわけではありません。監視やバックアップと組み合わせることが大切です。
  1. STEP 1PHPのバージョンと対応状況を確認する

    まず、ご自分のWebサイトがPHPを使っているか、使っているならどの版(バージョン)かを確認します。

    • レンタルサーバーの場合:サーバー会社の管理画面(「PHPバージョン設定」などの項目)で確認できることが多いです。
    • 制作会社に任せている場合:制作会社・保守会社に「PHPの版と、今回の修正版への対応状況」を問い合わせてください。
    • 管理画面で分からない場合:契約しているサーバー会社のサポート窓口に問い合わせてください。

    コマンドで表示される版と実際に動いている版の違いなど、確認のポイントは「自己点検の方法」にまとめています。

  2. STEP 2更新の前にバックアップを取る

    更新の前に、データのバックアップ(予備のコピー)を取ってください。

    • Webサイトのファイル
    • データベース(会員情報や記事などを保存している場所)
    • サーバーやアプリの設定

    バックアップは「取っただけ」では不十分です。実際に元に戻せるか(復元できるか)も確認しておくと安心です。

  3. STEP 3速やかに修正版へ更新する最優先

    2026年10月21日に公開された修正版は次のとおりです。この版、またはこれより新しい版へ更新してください。

    出典:PHP公式サイト(2026年10月24日確認)
    PHPの系統修正版セキュリティサポート終了
    PHP 8.58.5.12 以降2029年12月31日
    PHP 8.48.4.27 以降2028年12月31日
    PHP 8.38.3.36 以降2027年12月31日
    PHP 8.28.2.35 以降2026年12月31日
    PHP 8.1 以前PHP公式の更新版リリースなし※すでに終了
    • PHP 8.2 は 2026年12月31日でセキュリティサポートが終了する予定です。今回 8.2.35 に更新したうえで、早めに 8.3 以降への移行を計画してください。
    • PHP 8.1 以前はすでにサポートが終わっており、公式の修正版(新しい版番号)は出ていません。※PHP公式は今回に限り、自分でPHPを組み立てる人向けに最小限の修正を公開しているほか、一部のLinuxディストリビューションや長期サポート事業者が独自に修正を提供している場合があります。ただし根本的には、サポート期間内の新しい版へ移行してください。
    • Linux(Ubuntu・Red Hat系など)の標準パッケージでPHPを入れている場合:版番号が上の表と違っていても、配布元が修正を取り込んでいることがあります。配布元のセキュリティ情報で、今回の修正(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619)が入った更新かどうかを確認してください。
    • このページの公開後に、さらに新しい修正版が出ることがあります。更新の前にPHP公式サイトで最新の版をご確認ください。

    すぐに更新できない場合(サーバー管理者向け)

    PHP公式のセキュリティ情報では、更新までの一時的な軽減策(例:session.upload_progress.enabled=0 の設定、受け付ける送信データの大きさの制限など)も案内されています。ただし公式も「完全な解決は更新だけ」としており、軽減策は一部の攻撃の道筋を減らすものにすぎません。公式の説明をよく確認したうえで実施し、できるだけ早く修正版へ更新してください。なお公式は、Apache の mod_php で動かしている環境を特に危険度が高いとしています。

  4. STEP 4更新後の動作を確認する

    更新したら、次のような機能が今までどおり動くか確認します。

    • ホームページの表示
    • ログイン
    • お問い合わせフォーム
    • 予約機能・決済機能
    • 管理画面

    系統をまたぐ更新(例:8.1 → 8.3)では、古いプラグインなどが動かなくなることがあります。可能なら、本番と同じ環境の「検証用のサーバー」で先に試してから本番を更新してください。ただし、検証を理由に更新を長く先延ばしにしないでください。

  5. STEP 5不正アクセスの兆候を調べ、監視を続ける

    サーバー管理者の方は、次の記録を確認してください。

    • アクセスログ(いつ・どこから・何にアクセスがあったかの記録)
    • エラーログ(プログラムの異常の記録)
    • 身に覚えのないファイルの追加や変更

    不審な点があれば、サーバー会社や専門家に相談してください。原因が分かる前にログを削除しないでください。調査の手がかりがなくなってしまいます。

    攻撃が疑われる場合は、必要に応じて、通信の遮断、証拠の保全、パスワードなど認証情報の変更を検討してください。

    更新が終わったあとも、アクセスの記録とPHP公式などの最新情報を定期的に確認し、監視を続けてください。

図5今すぐ行う5つの対策

  • ① 版と対応状況の確認使っているPHPの版と、修正版への対応を調べる
  • ② 更新前のバックアップ更新前に取る・戻せるか確かめる
  • ③ 速やかな更新(最優先)8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35 以降へ
  • ④ 更新後の動作確認表示・ログイン・フォームなどを確かめる
  • ⑤ 侵害の兆候の確認と継続監視ログを確認・消さずに相談・監視を続ける

自己点検の方法(御社ご自身で確認するために)

上の5つの対策を進めるときに、見落としやすい点をまとめました。修正版の一覧は「STEP 3 速やかに修正版へ更新する」の表、対策の手順は「今すぐ行うべきこと」をご覧ください。この確認は、御社のサーバーで、御社ご自身が行うためのものです。作業はサーバー管理会社・制作会社と相談のうえで行ってください。

Intecodaは、御社のシステムを無断で調査することはありません

当社から個別にご案内する場合も、対象企業のシステムに対する無断の侵入試験・脆弱性スキャンは行いません。ご案内は、脆弱性の存在や被害を確認したという通知ではありません。

確認と対策の流れ

  1. 対象を確認する(どの環境で、どのPHPが動いているか:下の1・2)
  2. すぐに更新できない場合は、更新の前に暫定の制限をかける(下の3)
  3. バックアップを取り、互換性を確認する(STEP 2)
  4. 修正版へ更新し、ワーカーを再起動して反映を確認する(STEP 3・下の4)
  5. 動作を確認し、その後も監視を続ける(STEP 4・STEP 5)

不審な痕跡が見つかった場合は、この流れのまま更新して終わりにせず、ログの保全と侵害の調査に切り替えてください。

1. 実際に動いているPHPのバージョンを確かめる

  • レンタルサーバーでは、管理画面(コントロールパネル)の「PHPバージョン」欄で確認できます。
  • コマンドが使える場合は php -v で表示できます。ただし、コマンドで表示されるPHPと、実際にWebサイトを動かしているPHPは違うことがあります。Webサイトは PHP-FPM・Apache のモジュール・コンテナなど、別のPHPで動いている場合があるため、実際に稼働している環境を管理者・サーバー提供会社に確認してください。
  • 確認のために phpinfo() を表示するページを作って一般公開するのは避けてください(内部の情報が外部に見えてしまいます)。やむを得ず使った場合は、確認後すぐに削除してください。

2. 数字が古く見えても、対策済みの場合がある

  • Linux ディストリビューション(RHEL・AlmaLinux・Ubuntu・Debian など)や一部のレンタルサーバーは、バージョンの数字を変えずに修正だけを取り込む(バックポート)ことがあります。
  • パッケージで入れている場合は、提供元のセキュリティ告知で、今回のCVE(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619)の修正が入ったパッケージの版を確かめ、実際に導入されているパッケージの版と照らし合わせてください。
  • dnf updateinfo(RHEL系)や apt list --upgradable(Debian・Ubuntu系)は、この照合の補助です。apt list --upgradable は「更新できるもの」の一覧で、修正済みであることの証明にはなりません。何も表示されないことを「対策済み」と判断しないでください。
  • 判断できないときは、提供元・管理会社に「CVE-2026-109618/CVE-2026-109619 への対応状況」を問い合わせてください。
  • PHP 8.1 以前(8.1/8.0/7.4 など)は、通常の公式アップデートの提供が終わっています。今回に限り、PHP公式が 7.4・8.0・8.1 向けに最小限のソース修正を案内しています。提供元の修正状況を確認し、サポート中の系統への移行をご検討ください。

3. すぐに更新できないときの暫定の制限(更新の前に実施できます)

  • 更新までの間、IP制限・認証などのアクセス制限で外部からの到達を絞ることができます。管理会社と相談のうえ、更新の準備と並行して行ってください。
  • ただし、アクセス制限などの暫定措置は、更新の代わりにはなりません。できるだけ早く修正版へ更新してください。

4. 更新したら、ワーカーの再起動と反映の確認まで

  • 修正版へ更新したら、PHP-FPM などのワーカーを再起動してください。再起動しないと、古いPHPが動き続けることがあります。
  • そのうえで、実際に稼働しているバージョンと、サイトの動作をもう一度確認してください。

5. CVE-2026-115560 は別の問題として扱う

  • 修正版への更新だけで、この問題も解消したとは扱わないでください(別の問題です)。
  • PHP公式が次の通常リリースまで推奨している session.upload_progress.enabled=0 は、リクエストが処理される前に効くサーバー側の設定(php.ini や PHP-FPM のプール設定など)で変更してください。ini_set() などの実行時の変更や、PHP-FPM の .user.ini には頼らないでください。
  • 設定の反映 → 対象のワーカーをすべて再起動 → 設定が実際に効いているかの確認までを、ひとまとまりの作業として行ってください。アップロードの進み具合の表示を使っている場合は、影響も確認してください。

すでに不審な痕跡がある場合(通常の手順から切り替えます)

更新して終わりにせず、ログを保全し、侵害の有無を調査してください。原因が分かる前にログを削除しないでください。必要に応じて専門家や JPCERT/CC へ相談してください。

PHPの利用状況や更新方法が不明な場合は、サーバー管理会社・ウェブサイト制作会社・サービス提供元へご確認ください。参照元:PHP公式・IPA 注意喚起(2026年10月24日確認)

私たちにできることは?(一般の利用者の方へ)

Webサイトを見るだけの方は、PHPを更新する必要はありません

今回の問題は、Webサイトを動かしているサーバー側のものです。ふだんお使いのスマートフォンやパソコンに、PHPを入れたり更新したりする必要はありません。

ただし、こうした話題が広まると、それに便乗した詐欺が増えることがあります。次の点に気をつけましょう。

  • ① 不審なメールに注意「セキュリティ更新が必要です」などと装った偽メールが届くことがあります。
  • ② 怪しいリンクを開かない公式サイトそっくりの偽サイトに注意。ブックマークや公式アプリから開きましょう。
  • ③ パスワードの使い回しを避けるサービスごとに違うパスワードを使いましょう。
  • ④ 多要素認証を利用するパスワードに加えて、スマホの確認コードなどでも本人確認する設定です。
  • ⑤ 公式情報を確認するSNSの不確かな情報ではなく、公的機関や公式サイトの発表を参考にしましょう。

セキュリティ対策は、一度行えば終わりではありません。

今回のような問題は、これからも起こりえます。日ごろから次のことを続けておくと、いざというときに慌てずに済みます。

図6安全なサイト運営の基本

安全なサイト運営の基本 盾で守られたサーバーを中心に、定期更新、バックアップ、アクセス監視、管理者認証、セキュリティ設定、緊急時の対応手順の6つが囲んでいる図。 サーバー 定期更新 バックアップ アクセス監視 管理者認証 セキュリティ設定 緊急時の手順
  • 定期的なソフトウェア更新PHPだけでなく、OS、Webサーバー、WordPressなどのCMS、プラグインも更新を管理します。
  • 自動バックアップトラブルが起きても元に戻せるよう、自動で定期的に保存します。
  • 不正アクセス監視ふだんと違う通信やログインに気づける仕組みを用意します。
  • 管理者アカウントの保護強いパスワードと多要素認証、必要な人だけに権限を与えます。
  • 緊急時の対応計画問題が起きたとき、誰が何をするかを決めておきます。
  • 定期的なセキュリティ点検使っているソフトや設定を、ときどき見直します。

よくある質問

Q1. PHPとは何ですか?

Webサイトの裏側(サーバー)で動くプログラムの言語です。お問い合わせフォーム、会員ログイン、ネットショップ、WordPressなど、多くのWebサイトで使われています。

Q2. 自分のホームページも危険ですか?

PHPを使っていて、そのPHPが修正前の古い版であれば、対策が必要です。PHPを使っていないサイトや、すでに修正版に更新されているサイトは、今回の問題の対象外です。まずはPHPを使っているか、どの版かを確認してください。

Q3. WordPressを使用しています。関係ありますか?

関係があります。WordPressはPHPで動いています。WordPress本体やプラグインを更新しても、サーバーのPHP自体は更新されません。サーバー側のPHPの版を確認し、必要なら更新してください。

Q4. PHPを更新するだけで安全になりますか?

修正版に更新すれば、今回の2つの問題への対策になります。ただし、ほかの原因による攻撃をすべて防げるわけではありません。WordPressやプラグイン、OSなども含めて、更新とバックアップ、監視を続けることが大切です。

Q5. レンタルサーバーを使用しています。何をすればよいですか?

管理画面でPHPの版を確認し、修正版への切り替えが選べる場合は切り替えてください。レンタルサーバー会社が自動で更新する場合もあります。分からないときは、契約しているサーバー会社のお知らせやサポート窓口で確認してください。

Q6. 更新するとホームページが壊れることはありますか?

同じ系統の中の更新(たとえば 8.3.x から 8.3.36)は、問題の修正が中心なので、表示が崩れる心配は比較的小さいです。系統をまたぐ更新(たとえば 8.1 から 8.3)では、古いプラグインなどが動かなくなることがあります。更新前にバックアップを取り、更新後に表示やフォームを確認してください。

Q7. すでに攻撃されたかどうか確認できますか?

サーバーのアクセス記録やエラー記録、身に覚えのないファイルの追加・変更がないかを調べることで、手がかりが得られます。ただし、完全に判断するには専門的な調査が必要な場合があります。不審な点があれば、記録を消さずにサーバー会社や専門家に相談してください。

Q8. スマートフォンの利用者も何かする必要がありますか?

Webサイトを見るだけの方が、ご自分のスマートフォンやパソコンでPHPを更新する必要はありません。今回の問題はWebサイトを動かしているサーバー側の問題です。ただし、この話題に便乗した偽メールや偽サイトには注意してください。

Q9. 古いPHPを使い続けるとどうなりますか?

見つかった弱点が修正されないまま残るため、攻撃を受けやすい状態が続きます。PHP 8.1 以前はすでにサポートが終わっており、公式の修正版(新しいバージョン)は出ていません。(今回に限り、PHPを自分で組み立てる人向けの最小限の修正や、一部のサーバー事業者による独自の修正が提供される場合はあります。)根本的には、サポート期間内の新しいバージョンへ移行してください。

Q10. 今後、同じような問題が発生する可能性はありますか?

あります。どんなソフトウェアにも、あとから弱点が見つかることがあります。公式情報を定期的に確認し、更新・バックアップ・監視を習慣にしておくことが、いちばんの備えになります。

公式情報へのリンク

このページは、次の公式情報をもとに作成しました(2026年10月24日に確認)。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

更新履歴

  •  公開
  •  60秒の解説動画を追加
  •  監修を受けて更新:10月23日の追加情報に「いまできる対応」を追記/5つの対策の順番を本文・図・動画でそろえた/深刻度などの表現を調整/動画に「偽メールの例」の表示と音声の表記を追加
  •  FAQ「古いPHPを使い続けると」に、EOL系統(7.4/8.0/8.1など)向けの最小限の修正・事業者による独自修正の案内を追記し、本文の表記とそろえました
  •  監修を受けて「自己点検の方法」を追加(実際に動いているPHPの確かめ方・バックポート・ワーカーの再起動・CVE-2026-115560 の設定方法・暫定措置の位置づけ・痕跡がある場合の対応)
  •  監修を受けて「自己点検の方法」を調整(確認と対策の流れ・既存の表と手順へのリンク・更新確認コマンドの説明・CVE-2026-115560 の設定方法)

このページは一般的な情報提供を目的としています。個別のシステムの安全性を保証するものではありません。対応についてお困りの場合は、ご利用のサーバー会社・制作会社、または専門家にご相談ください。

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Intecodaは、Webシステム・アプリケーション開発に携わる企業として、セキュリティに関する正確で分かりやすい情報の発信に努めています。

セキュリティは、専門家だけの問題ではありません。企業、Webサイト運営者、そしてサービスを利用する一人ひとりが、正しい知識を持つことが大切です。

これからもIntecodaは、安全で信頼できるデジタル社会の実現に向けて取り組んでまいります。

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